立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

ジューンさん

たまには立ち読み師っぽい話をいくつか。

先月出た「ジャーロ」は本格ミステリ大賞受賞作家特集だ。
東野圭吾法月綸太郎山田正紀……と豪華な顔ぶれが並ぶ中、一番目をひくのは、倉知淳だ。
<ジューン・クラチノスフ本邦初訳>「幻の銃弾」倉知淳・訳
http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=104002

舞台はなんとアメリカ、大統領選挙の日に熱狂した街で起こった銃撃事件の謎を解く。
著者名は、ロシア人か? ストーリーはそれほど凝っているわけではなく、真相を見抜くのはたやすいだろう。
一番の謎は、「なんでこんなスタイルで書いたのか?」だ。
<初訳>とあるから、たぶん、この短篇は「ジューン・クラチノスフ」の「デビュー作」なのだろう。
ジャーロ」連載で光文社からまとまったりするの?

 ※

本の雑誌」で日下三蔵の書庫の写真が出ているので、見てビックリした。
これまで、雑誌などで作家の書庫はいくつか見たことがあるが、これほど凄まじい写真は見たことがない。棚にぎっしり書物が詰まっているのが壮観なのはもちろんながら、なんと、床にまで本が敷き詰められ、埋まっている! はっきり言って、邪魔!
うーん、さすがプロ、というべきか。
これだけの蓄積があってこその、あの活躍なのか、と畏怖させられた。

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