立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

追悼……

もうかなり遅くなってしまったが、小説家の向井豊昭が6月30日に肝臓ガンで亡くなっていたことを今日初めて知った。
今出ている『群像』10月号の「侃々諤々」は、赤塚不二夫追悼として、四コマ漫画に赤塚漫画のキャラが文壇風刺っぽい台詞を入れていく、という内容なのだが、その最後に「追悼・向井豊昭」とあるので、「エッ」と驚いてしまった。
ネットで調べてみると、確かに三カ月前に亡くなられていた。
今年四月に出た、『早稲田文学』復活号にも短篇「青之扉漏」を書いていたし、その後のフリーペーパー『WB』13号にも、巻頭作品を載せていた。それになんといっても、今年は単行本『怪道をゆく』も出た。
「BARABARA書房」を興して作品を無料発送するという「スゲー」というしかないこともやって、とってもパワーのある作家だなあ、と思っていたのだが。

ご冥福をお祈りいたします。
あまり良いファンでは私はないが、こうなればやはり、今秋に出るという次号の『早稲田文学』は、向井豊昭追悼特集をやってほしい。(前回もロブ=グリエ追悼特集があったが……)
遺作だという「島本コウヘイは円空だった」も凄い作品だそうだし……。



ところで、早稲田文学の単行本として予定表に載っていた、「後藤明生作品集」は本当に出るのだろうか。

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