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立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

続 やぶれかぶれ

そうそう、前回の話の続きを書くつもりなんだった。
ところで、twitterを見てたら、栗原裕一郎氏もまさに同じ話題を取り上げてたので、一瞬「あれ、俺twitterでこんなこと書いたっけ」と錯覚してしまった。いや、栗原氏もその後に「まあたしかにぴくりとも面白くないが、最近のロックなんてあんなもんじゃね?」と続けるのだが……。
 ※
何が「やぶれかぶれ」なのかと言うと、the mirrazの話がしたかったんだった。アクモン嫌いの人は「アクモンのパクリ」バッシングを受けたthe mirrazもたぶん、面白いと思わないのではないか。私は「CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい」とか好きなんだけど……。
タワレコthe mirrazの2ndアルバムの先行試聴が(3曲だけ)出来たので聴いてみたら、笑ってしまった。何という曲名かはわからないのだが、「この曲はパクリじゃないぜ……」みたいなことをいつもの早口スタイルで歌って、その後にサビに入ると「チェッチェチェッチェ、チェッチェチェェラ! ワッワワッワ、……」と、モロにビースティーボーイズ「Ch-Check It Out」を思わせるメロディーになるのだ。いや、パクリじゃないって言ってたじゃん! そして2番では「この曲の著作権はマイクDに? くれてやるぜ、印税の2、3パーセントくらい……」という風なことをいう。
このやぶれかぶれな感じがちょっと良いな、と思ったのね。こういう歌詞はthe mirrazしか歌えないでしょう。本家のアクモンだって最近はスタイルチェンジして賛否両論だし……。
思い返してみると、作り手が「バッシングされても困るんだよおおおお」と率直に開き直り、そのやぶれかぶれ感が生む面白さが私は結構好きで、「あー、だから中原昌也とか蘇部健一とか、笑いながらついつい読んじゃうんだな……」という結論に、the mirrazを聴いて至ったのである。


アクモンの「brian storm」とかもさ、良いじゃん……。