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立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

「ハサミ男の秘密の日記」に関する推測

ミステリ

 admiralgotoさんがまとめられたTogetter殊能将之『ハサミ男の秘密の日記』を読まれた方の反応」を、なぜか勝手に更新させていただく(僭越ながらまとめさせていただいた皆さん、無断ですみません)。
 作家の死後、消失した公式サイトの内容の復活や、友人知人に送付された原稿を読みたいという意見を何度か見た。私もそれは気になる。
 ところで、先のまとめで「ハサミ男の秘密の日記」の掲載について、〈結局のところは「話題性」でしかないのだろうけど、勘繰り、推理ごっこを承知で考えてみると、これ、メフィスト賞に応募する人たちに対する「遠回しの苦言」じゃないかなあ〉と書かれている方がいた。私の推測では、今回の「メフィスト」への【発掘】掲載は、今後何か出版計画があるのかどうかはわからないが、その試験的意味合いを持っていると思う。「ハサミ男の秘密の日記」が大好評を博したら、新企画への何らかの後押しとなるのではないか。そのあたり、誌面では編集部から何も触れられていないことが逆に気になる。
 なにしろ以前にも書いたように、「memo」だけで原稿用紙6000枚(240万字)、「reading」でも600枚(24万字)はあるはずだ。日常記述(料理など)のルーティーンを除いたとしても、とても単行本一冊には収まらない(電子書籍なら可能だろうが、未だ出版されたことのない文章なのだから、通常の電子化とは異なり、編集部のチェックはそれだけで膨大になる)。さらに、叢書レーベル(ノベルスと文庫とミステリーランド)以外では書いたことのない作家のファンブック・資料的な内容を、独立した単行本として急に刊行するというのも、版元にとっては、未知数だろう。
 もし可能性があるとしたら、意外に講談社BOXあたりではないか、と私は睨んでいる。けっこう厚いやつや長いシリーズもの、資料集的なものも出しているからね。それとも、部署が違うのかな。
 ……と、そんな邪推を連ねても仕方がないけれど、反響は記録に残るかたちであった方がいいんじゃないかしらん、と思った次第。
 ※
 しかし、センセーの話はずっと「ミステリ」タグでやってきたけれど、数が多くなってきたので、独立させたほうがいいのかもしれない。