立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

このミステリ評論が読みたい!

今、こういうミステリ評論があったら読みたい。

◯社会派推理小説入門:「社会派」の定義、語源、発展と衰亡ないし拡散までの歴史とブックガイド。必然的に「本格冬の時代」についても扱う。

叙述トリック入門:「叙述トリック」の定義、語源、発展と衰亡ないし拡散までの歴史とブックガイド(映像作品を入れてもいい)。叙述トリックのテクニックに関するネタバレはもちろん全部する。90年代~00年代の密かな熱狂について未だ書かれざる不可視の年表を明らかにする、タブー破りの横断的パースペクティヴ。

私は1986年生まれで、物心ついた時は平成だったので、ミステリ的自我が形成された時は既に「新本格史観」の中にいた。音楽やファッションはよく20年周期といわれるが、小説の周期はもっと長いような気がする。私くらいの世代にとって、とりわけ「社会派」と「叙述トリック」という概念は、「妖怪」化した二大巨塔だと思うので、モヤモヤを晴らしてほしい(「後期クイーン的問題入門」はその後でも良いです)。

もし、既にこんなのがあるよ、というのをご存知の方がいらっしましたら、ご教示いただけますと幸いです。