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襤褸は着ててもロックンロール

いつの間にか芥川賞直木賞の候補作が出ていました。月日は早いものです。
芥川賞
鹿島田真希「女の庭」(『文藝』2008年秋号)
・墨谷渉「潰玉」(『文学界』2008年12月号)
田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(『文学界』2008年10月号)
津村記久子「ポトスライムの舟」(『群像』2008年11月号)
山崎ナオコーラ「手」(『文学界』2008年12月号)
・吉原清隆「不正な処理」(『すばる』2008年12月号)
直木賞
恩田陸『きのうの世界』(講談社
・北重人『汐のなごり』(徳間書店
天童荒太『悼む人』(文藝春秋
・葉室燐『いのちなりけり』(文藝春秋
・道尾修介『カラスの親指』(講談社
山本兼一利休にたずねよ』(PHP研究所)


二つとも候補作は六つですか。
芥川賞はなあー。田中慎弥氏のこの作品、むちゃくちゃ下馬評高いじゃないですか。しかも文春だし。去年三島賞取ってますけどね、まあ鹿島田氏も取ってますが。他にあと有望株と言われとるのはね、津村氏じゃないですか? 山崎氏はねえー、もうちょっと、まだちょっとという気がいたします。友人から前回、「お、kkkの言ったこと、当たったじゃん」と言われたのですが、いや、前回は当たりますよ。って、この当たる当たらないってのがもう完全に、メッタ斬りに毒されてますな。
だって、過去の受賞歴見たら、この20回で13回が『文学界』から出てますよ、それが2回続いたんで、今回はどうかな……という気もしますが、あら、『新潮』、入ってないのね。
直木賞は「おっ、ミステリ系強いな」という印象。でも天童氏と恩田氏はもう、今更、という気もする。道尾氏は、ファンなので、受賞して欲しいですけどね。


あ、というかこの『カラスの親指』、先輩から借りてまだ読んでない……。
早く読まないと。すいません……。
今のところは、田中氏、天童氏かな? 全然読んでいないので、失礼な話ですが……。