TBCN

襤褸は着ててもロックンロール

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

井口昇監督の『片腕マシンガール』がDVD化するそうだ。 テレビでは流せないくらいスプラッターな映画(スポンサーの意向らしい)だが、笑うところではかなり笑えた。特典映像の「前付け「HOW TO 片腕マシンガール」」というのは、「こういうところで笑っ…

法水金太郎さん

横山茂雄=稲生平太郎氏について検索していたら、彼にはバラード『残虐行為博覧会』を、法水金太郎名義で訳した仕事もあった。この名前はやっぱり、小栗虫太郎のシリーズ探偵・法水麟太郎からきているのか? といっても、本になっているのはこの一冊しかない…

「週刊SPA!」・京都・映画

今週というかもう先週号だが、中原氏の連載映画批評で、フィルム・ノワール『ビッグ・コンボ』の話が出てきた。そして、映画評論家の吉田広明氏から、新著である初の単著『B級ノワール論』を贈られた、と最後に書いてある。 私はここで、アレっ、と思った。…

同じはてなダイアリーで、「立読師列伝」というブログを発見した。 全く知らなかったのだが、そちらの方がブログを開始されたのは2007年で、私より一年早い。これまでの「真・立ち読み師列伝」だと、まるで「向こうより俺の方がホンモノだぜ!!」と言ってるみ…

服従の心理

伊藤計劃氏のブログで、河出書房からミルグラム『服従の心理』の新訳が山形浩生訳で出ると知って、ビックリ。前の訳も河出から出ていた。 『服従の心理』はもちろん心理学の話。よくあるよね、ほら、あれ、アイヒマン実験っていうの? 記憶実験なんですよ、…

感想・田中達治『どすこい出版流通』

「本の雑誌」その他で紹介されるまで、私はこの本についても、出版・書店業界では有名人だったという田中達治氏についても知らなかった。田中氏は筑摩書房の営業担当者であり、同社の新刊案内に連載していた「営業部通信」のエッセイをまとめたのが本書だ。 …

魚雷の目につられて

奈良美智氏の表紙が目をひく、筑摩書房のPR誌「ちくま」で、今年から荻原魚雷氏の「魚雷の目」という連載エッセイが始まった。 それまで荻原氏について何も知らなかったのだが、うーん、古本ライターというのだろうか? そういう方らしい。 不定期連載で、…

相対性理論の新作が……

タワレコなどCD店がプッシュしてニコニコ動画でも話題、『ミュージック・マガジン』でも邦楽ロック欄の採点で「8/10点」と高評価だったバンド・相対性理論の新作、『ハイファイ新書』がとうとう来年1月に出るみたいだ。 これは待った人も多いでしょう。だっ…