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襤褸は着ててもロックンロール

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『集英社世界文学大事典』『あしながおじさん』

『集英社世界文学大事典』(集英社)→全六巻。一九九六‐九八年刊。一~四巻が人名、五巻が事項、六巻が索引、という大冊。これも本文中に指標がないので、『フィネガンズ・ウェイク』と並ぶ特定難易度かも。さすがに全部読み通すのは無理なので、まず世界文…

『立ち読み会会報誌』第二号の表紙(予定)

気が早いですが、『立ち読み会会報誌』第二号の表紙(予定)です。 前回同様、地にイメージを置いてフォントをいじっただけですが……。

島尾敏雄「勾配のあるラビリンス」/アンドレ・ジッド「テセウス」

今日は『美濃牛』です。 * 島尾敏雄「勾配のあるラビリンス」(『島尾敏雄全集・第二巻』所収、晶文社)→島尾敏雄には私小説や戦争小説のほか、夢で体験したことを再構成したような幻想小説の一群がある(ずーっと書き綴っていたという夢日記ノートをネタ帳…

ジェイムズ・ジョイス『ダブリン市民』『フィネガンズ・ウェイク』

ジェイムズ・ジョイス『ダブリン市民』(安藤一郎訳、新潮文庫)→引用部は「わたし」がカーテンレールでの首吊りに失敗し、目が覚めると雪が降っていたというシーン。 「雪は首吊り自殺に失敗したハサミ男の横たわるベランダに降っている。聞き込みに歩きま…

『ハイネ散文作品集』(松籟社)

『立ち読み会会報誌』第二号は『ハサミ男』『美濃牛』『黒い仏』の「参考・引用文献特集」の予定ですが、文フリまで全然時間がないことが判明したので、とりあえず「こういう感じで書いてます」というサンプルと草稿代わりを兼ねて、取り急ぎまとめたものを…