TBCN

襤褸は着ててもロックンロール

2019-01-01から1年間の記事一覧

「メフィスト 2019 VOL.3」に「蘇部健一は何を隠しているのか?」が掲載されます。

なぜか今年は年明けからもうずーっとまったく余裕がなく、いろいろ放置してしまっているのですが……。 * 2019年12月4日配信開始の「メフィスト 2019 VOL.3」に、メフィスト評論賞に投稿して円堂都司昭賞を受けた「蘇部健一は何を隠しているのか?」…

柾木政宗『ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~』

柾木政宗『ネタバレ厳禁症候群』(講談社タイガ、2019)は「ユウ&アイ」シリーズの第二作。前作『NO推理、NO探偵?』と同じく、メタフィクションを志向している。 この『ネタバレ厳禁症候群』には、日本のミステリ史上でも珍しいと思われるある特異な記述が…

名古屋SFシンポジウム2019

名古屋SFシンポジウム2019が9月28日(土)、椙山女学園大学で開催されます。名古屋SFシンポジウム2019、詳細が決定致しました。開催は一ヶ月後。無料でどなたでも参加できるトークイベントです。今年はSFの枠を飛び越えて幻想小説、アメコミ、ミステリにせま…

メフィスト評論賞について。

フトした事情から違う名前(「古川欧州」名義)で応募したんですが、このたび「蘇部健一は何を隠しているのか?」でメフィスト評論賞円堂賞をいただきました。 http://kodansha-novels.jp/mephisto/criticism/ 法月綸太郎さんと円堂都司昭さんの選考対談は「…

『立ち読み会会報誌』第一号・改訂再版の電子版をリリースしました。

お知らせばかりアレではありますが……。 『立ち読み会会報誌』第一号・改訂再版の電子版を磯達雄様よりご許諾いただいたため、PDF版をリリースしました。 https://anatataki.booth.pm/items/1393832 電子化にあたり、引用体裁の第二号との統一や、図版のカラ…

澤村伊智『恐怖小説キリカ』講談社文庫版に寄せたレビューが公開されました。

澤村伊智氏の『恐怖小説キリカ』の講談社文庫版に寄せた(というか、「鮎井郁介」を騙って投稿した)レビューが公開されました。詳細は下記を御覧ください。 http://kodanshabunko.com/kirika/ これは小説の内容と連動した企画なので、実際に読んでみないと…

『立ち読み会会報誌』第二号電子版と訂正箇所

『立ち読み会会報誌』第二号(特集・殊能将之 その二)の電子版をリリースしたので、新たな記事として書いておきます。 https://anatataki.booth.pm/items/1384738 * 以下、電子版作成にあたり紙版の記述を修正した部分の訂正一覧です(細かな誤字脱字など…

『立ち読み会会報誌』第二号のBOOTH通販情報

ご要望をいただいたので、予定より早めに本日、開始しました。 https://booth.pm/ja/items/1382001 よろしくお願いします。 [追記] ありがたいことに、BOOTHの方も即日完売してしまいました(今までは月一冊とかだったんですが……やっぱりタイミングという…

『立ち読み会会報誌』第二号の通販情報

盛林堂さんでの通販が本日開始です。 http://seirindousyobou.cart.fc2.com/ca4/499/p-r-s/ よろしくお願いします。[追記] 30冊お預けしたんですが、開始から二時間くらいで品切になってしまったようです。お求めいただいた皆様、ありがとーございます。 …

御礼

6日の第28回東京文学フリマへの出店、無事終了しました。来てくださった皆様、ありがとーございました。 当日は出遅れて開場から10分過ぎに着いてしまいました。今回はちゃんと「ミステリ・評論」コーナーに出店したので、周りはもう激戦状態。印刷所から届…

文学フリマ東京参加についての情報

次回の文学フリマ東京に出店しますので、お知らせいたします。 【日時】2019年5月6日 11時~17時 【場所】東京流通センター 第一展示場 オ‐23 【サークル名】立ち読み会 【頒布物】『立ち読み会会報誌』第二号(特集・殊能将之〔その二〕) (既刊『第一号(…

『立ち読み会会報誌 第一号(改訂再版)』のBOOTH通販情報

既刊『立ち読み込み会報誌 第一号(改訂再版)』をBOOTHで通販することにしました。 まだお持ちでなくご希望の方は、何卒よろしくお願いいたします。【目次】 序 立ち読み宣言 巻頭インタビュー 磯達雄氏に聞く 第〇部 二〇一三年三月三十日~四月三日 第一…

『集英社世界文学大事典』『あしながおじさん』

『集英社世界文学大事典』(集英社)→全六巻。一九九六‐九八年刊。一~四巻が人名、五巻が事項、六巻が索引、という大冊。これも本文中に指標がないので、『フィネガンズ・ウェイク』と並ぶ特定難易度かも。さすがに全部読み通すのは無理なので、まず世界文…

『立ち読み会会報誌』第二号の表紙(予定)

気が早いですが、『立ち読み会会報誌』第二号の表紙(予定)です。 前回同様、地にイメージを置いてフォントをいじっただけですが……。

島尾敏雄「勾配のあるラビリンス」/アンドレ・ジッド「テセウス」

今日は『美濃牛』です。 * 島尾敏雄「勾配のあるラビリンス」(『島尾敏雄全集・第二巻』所収、晶文社)→島尾敏雄には私小説や戦争小説のほか、夢で体験したことを再構成したような幻想小説の一群がある(ずーっと書き綴っていたという夢日記ノートをネタ帳…

ジェイムズ・ジョイス『ダブリン市民』『フィネガンズ・ウェイク』

ジェイムズ・ジョイス『ダブリン市民』(安藤一郎訳、新潮文庫)→引用部は「わたし」がカーテンレールでの首吊りに失敗し、目が覚めると雪が降っていたというシーン。 「雪は首吊り自殺に失敗したハサミ男の横たわるベランダに降っている。聞き込みに歩きま…

『ハイネ散文作品集』(松籟社)

『立ち読み会会報誌』第二号は『ハサミ男』『美濃牛』『黒い仏』の「参考・引用文献特集」の予定ですが、文フリまで全然時間がないことが判明したので、とりあえず「こういう感じで書いてます」というサンプルと草稿代わりを兼ねて、取り急ぎまとめたものを…

ストレンジ・フィクションズpresents『異色作家短篇集リミックス』の電子書籍版情報

『異色作家短篇集リミックス』が2019年5月21日までの期間限定で電子書籍版を発売しているようなので、こちらでもお知らせしておきます。 strange-fictions.booth.pm なぜ期間限定なのかは私は詳しくは知りません。すみません。 創作篇のうち、紙月真魚さんの…

第28回文学フリマ東京に申し込みました。

2019年5月6日開催予定の第28回文学フリマ東京に申し込みました。https://bunfree.net/event/tokyo28/ 新刊『立ち読み会会報誌第二号』を出す予定です。 内容は当初の構想を変えて、前号の補遺、というか、『ハサミ男』『美濃牛』『黒い仏』の「参考・引用文…

ストレンジ・フィクションズpresents『異色作家短篇集リミックス』の詳細情報

が、nemanocさんのブログに掲載されたので、いちおうこちらでも紹介しておきます。 proxia.hateblo.jp 私が担当したのは、スタンリイ・エリン「特別料理」の二次創作(「特別資料」)と、「参考文献解題」という文章です。 「特別資料」の方は、元が超有名短…