読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

立ち読み師たちの街

襤褸は着ててもロックンロール

44th night

Condor44あらため44th musicの新作『44th album』発売記念ワンマン@渋谷O-nest(2013年10月26日)。
アルバムは新作しては2007年1月の前作ぶり。といっても、iTunesototoyの配信か、あるいは会場限定のCDでしか入手できないらしい。
9月21日のリリース以来何度か聴くうちに気づいたのは今回、シューゲイザー的とも評されたこれまでのぶあついギターサウンドがよりシンプルになったのではないかということだった。「PBK」や「Rhythm vs Rock」などのPVが公開されているリード曲を聴いてもそう感じる。
しかしなんといっても今回の目玉はやはり、10分を超える大作「2&40(44th ver.)」か。今までもライブの代表曲でありながらコンピ盤にしか入っていなかった。先日、持っていなかったこのオムニバスを取り寄せて聴いてみたが、確かに全然違う。元は5分くらいだし、歌詞も無いし。この十年以上のなかでしだいに変化していったのだろうか(たとえば2002年のこの演奏ではコンピ盤に近いのに比べ、2008年のこの演奏ではほぼ現在の形になっている)。
実際のパフォーマンスでも前作『Good Bye 44th Music』のハイライト曲にして12分を超える「Good Night 44th Music」(ファンは皆この曲が好きだ)に次ぐ大作系の位置を持つのかと思う。この日も「2&40」が本編ラストで、「Good Night〜」がアンコール、という順番。
確かに「2&40」は「Good Night〜」より、展開が少ない。歌詞も少ない。前半に歌がちょっとあって、演奏がいろいろ展開、あと最後の三分半は印象的なメインのフレーズでずーっと通すという感じ。しかしコンピ盤にしか入っていなかった楽曲の新録をあらためてアルバムで、またライブでも聴いて次に気になるのは、メンバーblog「ちかこ日記帖」の<「good night〜」と「2&40」をパーツ毎に分けて組み立てる合作の25分を1曲目にやるっていう冒険が出来た。>という言葉。そう、この二曲、聴いていただければすぐおわかりだと思いますが、メインのフレーズがかなり似たキーにあるんですね。とはいえこの組曲バージョンはまだ数回しか演奏されたことがないらしい。自分はまだ目撃したことがない。
 ※
前回の十周年記念ワンマンからもう四年かあ、ということに驚いてしまう。この日は新曲も一曲初披露された(「ハイビス」系のゆったりめからしだいにいくつかリズムチェンジされていく感じ)が、「僕らをよく知っている方ならおわかりだと思いますけど、新曲といっても音源化されるまでには四、五年かかるでしょう」とMCで言っていたのにも笑った。
四、五年後もまだ続けているんだ、と思って安堵もした。